35歳の不・純愛 あなたが恋しいだけだった 小嶋すみれ ネタバレと結末

35歳の不・純愛 あなたが恋しいだけだった（小嶋すみれ先生）のあらすじとネタバレをまとめました。

あらすじは読者の方が読みやすいよう簡潔にまとめました。結末にも少しだけ触れています。

「35歳の不・純愛 あなたが恋しいだけだった」の結末が気になる方は、ぜひこの記事を最後までお読み下さい。

試し読みと巻数は？

「35歳の不・純愛 あなたが恋しいだけだった」は12話まで配信されていて、完結しています。

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【登場人物】35歳の不・純愛 あなたが恋しいだけだった

観月春菜-主人公

35歳。既婚者。結婚2年目。埼玉県出身。夫の転勤で東京から大阪に。一流ホテルの正社員を辞め、今はあらや酒店でバイト中。

そろそろ子供が欲しいが、夫とセックスもしたい。夫とは半年間のレス。男性経験は夫のみ。排卵日予測検査薬を買ったら、夫にドン引きされた。

夫と喧嘩して、ロングヘアをばっさりショートカットにする。

バイト仲間の新屋航成が少し気になる。寂しすぎてホテルに二人で入ってしまった。

夫の不倫疑惑で喧嘩した時に、大阪から実家の埼玉まで家出してしまう。

観月靖考-主人公の夫

大手新聞社勤務。高身長でイケメン。エリートなのに野性的な雰囲気もあり、女性にかなりモテる。ちょっとED気味。

妻の誕生日を忘れてしまう。後輩の堀綺代に一方的に言い寄られて困っている。

排卵日予測検査薬を買ってきた妻に「そんなにしたいのか」と言ってしまう。

子作りのためのセックスを迫ってくる妻にげんなりしている。

その一方、会社の後輩、堀綺代には安らぎを感じている。しかし、強引過ぎるアプローチに徐々に恐怖を感じてしまう。

新屋航成-主人公のバイト仲間

20歳。独身。大学生。あらや酒店の跡取り息子にして、バイト仲間でもある。バー九鬼でもバイトしている。

チャラ男でマメな男。女性の友達が多い。年上が好き。バイト仲間の春菜を口説こうとして、ホテルに誘う。

堀綺代（きよ）

独身の肉食女子。大手新聞社勤務。観月靖考の後輩で、仕事を教えてもらい、好きになってしまった。靖考に対し、おおっぴらに愛情表現をして、大阪に転勤になってしまった。

昔は地味だったが、靖考に振り向いて欲しい一心でイメチェンして派手になる。

新聞社の中では堀キョンと呼ばれ、社内イチの肉食女子として有名。複数の同僚男性と関係を持っている。

靖考に妻（=春菜）の写真を見せてもらい「普通の人」と言ってしまう。

靖考の家の近所に引っ越して来て、挨拶と称して春菜に匂わせ発言をして帰っていく。

靖考に男性トイレで強引にオーラルセックスをして、半裸になっている写真を撮り、その写真をネタに靖考を脅かす。

あらすじ-35歳の不・純愛 あなたが恋しいだけだった

物語の全体像を数分でつかめるように、簡潔にまとめました。

訪れたセックスレス

観月春菜は35歳だ。某一流ホテルのフロントで働いていた時に、大手新聞社勤務の夫と知り合い、結婚した。

夫が大阪に転勤になったので、付いていくためにホテルを辞め、今は近所の酒店でバイトしている。

夫は新聞社の仕事が忙しくて、朝も夜も土日も忙しい。支えてあげたいと思う。

同時に春菜は子供が欲しいと思う。しかし、半年もセックスレスでは子供も授かりようがない。

けれど、それ以上に春菜は夫とセックスがしたい。春菜の男性経験は夫だけ。夫がすべてだ。

春菜は自分の誕生日に思い切って夫に言ってみた。

抱いて欲しい。子供が欲しい、と。

しかし夫の靖考は踏み絵みたいなセックスは嫌だ、と言って拒否するのだった。

自分の誕生日に、大好きな夫からセックスを拒否された春菜は、泣くしかない。

夫は浮気している？

誕生日のセックス拒否事件から、夫婦仲は最悪だった。

お互いを無視する日がずっと続いたからだ。

挙げ句、夫のラインには堀綺代と名乗る女性からメッセージが大量に届いていることも発覚した。

夫にラインの件を問い詰めたいが、春菜はぐっと耐える。

ところが夫の靖考が突然「今夜しよう」と言い出した。

春菜に否やはなく、ウキウキで寝室に行く。ところが夫は「出来ない」と言い出した。

勃たない。というのだ。

春菜は自分の勘違いを恥じた。勃たない夫が浮気するワケがない。夫を支えようと思い直すのだった。

観月靖考と堀綺代

靖考と堀綺代は先輩と後輩の間柄だ。堀綺代は入社当時、地味だったし、太っていた。他の男子社員はあからさまに堀綺代を蔑む態度だった。

しかし、靖考は誰に対しても普遍的に接していた。堀綺代にも熱心に仕事を教えた。そして、惚れられた。

その愛は強く、ストーカー的で社内でも噂になり、堀綺代は東京から大阪に転勤させれた。その大阪に靖考もやってきた。

堀綺代の愛の炎が再び燃える。執拗なアプローチに靖考は正直困っている。靖考が好きなのは妻の春菜だけだ。

なんでも、堀綺代は大阪に来て美に目覚めたらしい。ぽっちゃり体型だったがスリムに痩せて、髪型も服装も東京時代とは違う。

堀キョンと呼ばれ、肉食女子として社内の多くの男性と関係を持っているということだ。

ある夜事件は起きた。靖考がトイレに入った時、堀綺代に無理やりオーラルで射精させられたのだ。

下半身をさらけ出し唖然とする靖考の写真を撮り、堀綺代は言うこと聞いて下さいねと笑顔で言った。

脅迫、そして告白

靖考は堀綺代に下半身をさらけ出した写真を撮られた。言うことを聞かざるを得ない状況に追い込まれた。

半ば脅迫のように買い物に付き合わされたり、食事にも付き合わされた。好きではない、と言っても堀綺代のアプローとは止まらない。

靖考にとって最悪なのは、仕事帰りに堀綺代と二人で歩いている時に、妻の春菜に見られてしまったことだ。

妻はこの女と浮気していると絶対に勘違いしただろう。

いっそ、妻の春菜にこの関係を告白して、楽になろうと思った。

靖考は堀綺代との関係を正直に告白すると妻の反応は予想外だった。

私とは勃たないのに、堀綺代には勃ったの？

春菜は靖考の胸ぐらを掴む勢いで怒り、出ていった。実家の埼玉に帰ってしまった。

結末-離婚？やり直し？

春菜の態度は頑なだった。

平日にも関わらず、大阪から埼玉に迎えに行った靖考を拒否するくらいだ。

しかし、過労で靖考が倒れてしまい、春菜は仕方なく大阪に帰る。

それでも今までのような春菜ではない。

夫の靖考を無視することも多い。食事も作らない。朝の見送りもなくなった。

ふてくされている状態が続いている。

時間を掛けて、再構築しようとする靖考に少しずつ向き合う春菜、と思われたのだが・・・。

結婚やり直したい。と春菜が言い出した。

靖考は「別れたいってことか？」と聞く。

春菜の気持ちはもう動かない。

【感想】35歳の不・純愛

この漫画は最近多いなと思う、セックスレスものです。

主人公は35歳で子供が欲しいけど、夫とレスで妊娠するワケもありません。

夫はなぜ私を求めてこない？と思ったら外で浮気して満足していた！っていうのが良くあるパターンですが、この作品はちょっと違います。

夫婦のすれ違いがずっと続いてしまい、夫婦喧嘩の火種になってしまうのです。

まぁ一番悪いのは旦那に執着する堀綺代なんですが、それを毅然として断れない旦那も悪いです。下心あるのはミエミエだしね。

ただ、一方妻の春菜も無風ではないワケです。バイト先で知り合った15歳年下のチャラ男くんとホテルに行ったりしちゃうわけですからね。

最終的に二人はどうなるのか？ちょっとだけ意外な結末でしたが、あの終わり方で良かったかなと思います。

妻の春菜には幸せになって欲しいですよね。堀綺代には目を覚まして欲しいと思います。

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