ヒューマンドラマ

工場夜景 有賀リエ 全話ネタバレと最終回 苦しみ続ける加害者の娘

工場夜景

知られた、父親が犯罪者だと、また知られた

有賀リエ連作集 工場夜景170ページ、主人公・本仮屋碧のセリフより。

工場夜景はモーニング(講談社)にて2022年13号から同年20号まで連載されていた作品で、完結しています。

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工場夜景のおもな登場人物

登場人物の紹介文の中にネタバレあります。

本仮屋碧(もとかりや・あお)-主人公

独身。25歳(回想シーンでは17歳)。カフェオレが好き。現在は母親の旧姓・広瀬を名乗っている。

愛知県の工業地帯の街に生まれる。

17歳の時に父親が犯した犯罪が原因となり、夜逃げ同然で引っ越した。

引っ越しのバタバタで、高校卒業は叶わなかったが、高卒資格は取得している。

努力して英検一級に3回目の受験で合格した。TOEICは900点。

常磐貴臣(ときわ・たかおみ)-主人公の親友

独身。25歳(回想シーンでは17歳)。天才的な英語センスの持ち主。高校在学中に英検一級に一回で合格する。

本仮屋碧とは中学の時に同じ英語塾に通っており、そこで仲良くなる。

夜に家を抜け出し、工場夜景を見に行くのが好き。

東京の大学に進学後、そのまま東京で英語を活かした仕事に就く。

本仮屋一成-主人公の父親

50歳。既婚。娘と息子がいる。KK電工で事業部長をしている。

娘は碧(あお)、息子は陸斗(りくと)。

発言に女性蔑視の傾向がある。特に職場結婚した自分の奥さんを馬鹿にした発言が目立つ。

また、自分は大手企業で事業部長をしている人間だという奢りが発言、態度から垣間見える。

娘の碧が17歳の時に犯罪を犯した。

これにより、息子は不登校になり、娘は学校で虐められることになる。後に家族は引っ越すなど、家族の人生をメチャクチャにした。

また、被害者家族の人生も大きく狂わせた。

一言でいえば愚かな人間。本仮屋一成には発覚していない余罪があるはずです。

常磐綾香-貴臣の母親

離婚して今は独身。41歳。息子と娘、子供二人のシングルマザー。

息子は貴臣、娘は美久。

本仮屋一成と同じ会社の総務部で働き、広報を担当している。

本仮屋碧が初めて貴臣の母親である常磐綾香を見た時思わず「女優さんみたい」と言ってしまった。

【工場夜景 有賀リエまとめ】-ここだけ読めばOK

ネタバレと最終回が気になる方はここをチェック!

主人公は本仮屋碧。愛知県の工業地帯の街に生まれ、経済的に不自由なく過ごす。英語が得意な同級生の常磐貴臣と仲が良い。

父親が17歳の時に犯罪を起こし、街にいられなくなり引っ越すことになる。

父親が捕まり、母親は無気力となり、働けるのは碧だけとなった。弟の陸斗を進学させる費用のために、水商売などもして苦労する。

父親が事件を起こしてから8年後、本仮屋碧と常磐貴臣は意外な場所で再会する。

常磐貴臣は犯罪者の娘として苦しむ本仮屋碧を救おうとする。

工場夜景 有賀リエのネタバレ

工場夜景を見に行こう

この物語の主人公・本仮屋碧17歳は煙突の多い工場の街に生まれ育った。

いつか、この工場と煙突ばかりの街から抜け出し、広い世界に飛び出したいと思っている。

一方、仲の良い男子・常磐貴臣は工場が好きだと言う。

特に工場の夜景がたまらないという。

工場夜景を見に行こう。

貴臣は想いを寄せている碧を思い切って誘ってみた。

約束の8月31日。

その約束は果たされることがなかった。

その日の夕方、碧の父親・本仮屋一成が逮捕されてしまったのだ。

8年後の再会

常磐貴臣は得意の英語を活かし、給付型奨学金を受け都内の国立大学に進学し、そのまま都内の企業で働いている。

本仮屋碧と果たせなかった工場夜景の日から、もう8年が経った。

時々、碧のことは思い出すがもう2度と会うことはないだろうと思っている。

ところが夏の暑い日、碧の夢を見た。

そしてその日、碧と貴臣は8年ぶりに再会した。

碧は何も悪くないのに、未だに被害者家族の沼にはまっていた。

被害者家族はいつまでも世間からの責め苦に喘がなくてはいけないのか?

貴臣は碧を救いたいと思った。

結末-消えた碧

本仮屋碧は犯罪者の娘とわからないように、平穏にそっと生きてきた。

しかし無神経な人間の、愚かな行為でその平穏が崩されてしまった。

碧に再び犯罪者の娘として、好奇の目が向けられてしまう。

絶望する碧。

突然連絡が取れなくなり、焦る貴臣。

もう僕の前から消えないで欲しい。

貴臣は碧を探す。

8年前、17歳だったときは碧を助けてあげることはできなかった。

今は違う。

もう後悔したくない。

碧、お前はもう被害者家族の沼から抜け出ていいんだ。

貴臣はそう思うのだった。

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工場夜景 有賀リエの感想

悲しく不条理過ぎる物語だった。

読む人によっては、泣ける作品だろう。

真面目な優等生・本仮屋碧は愚かな父親が犯した犯罪により、人生が狂う。

犯罪者の娘となり、生まれ故郷では生きれない。

残った家族とともに生まれ故郷を捨てた。

お互いに告白したことはなかったけれど、恐らく常磐貴臣とは両想いだった。

その貴臣と約束した工場夜景の見学デートに行けなかったことはとても心残りだ。

もう会うことはない。

二人共そう思っていた。

だが、二人は8年後に意外な場所で再会する。

貴臣は高校時代に碧が好きだったカフェオレを覚えていて、わざわざ買ってきてくれた。

そのカフェオレは売っているお店が少ないのだ。

貴臣はきっと探し歩いたことだろう。

碧は見た瞬間に涙が出てしまう。

これから先もずっと、被害者家族として世間から理不尽な扱いを受けるだろう。

だが、このカフェオレの味を忘れずにいたら碧はきっと奈落に落ちない。

貴臣には碧を絶望の淵から救ってあげて欲しい。

彼女の人生の横にいてあげて欲しい。

一人の読者として、そんなことを思う。

重たい内容だったが、久しぶりにいい作品に出会えた。

工場夜景はこれで完結だとか。

作者の有賀リエ先生はスパっといいところで終わらせたと思う。

この先、二人はどうなるのか?

読み手によってたくさん想像が膨らむいい終わりです。

有賀リエ先生は、工場夜景の他に「パーフェクトワールド」「オールトの雲から プチキス」などの人気作品があります。

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