因果の花～復讐の不倫女と罪だらけのサレ妻（原作・あやぱん先生、作画・長堀かおる先生）の11話～20話をまんが王国で読んだので感想を書きます。
ネタバレは最小限に抑えましたが、最低限のあらすじは把握できるように編集したつもりです。
少しのネタバレも絶対知りたくない方は、これから先は気をつけて読んでください。
「因果の花」は「月刊コミックバンチ（新潮社）」内のオリジナルレーベル「ウツツ」で配信中のオリジナル作品です。
【因果の花】試し読みと巻数は？
2022年9月現在、因果の花は23話まで配信されています。
試し読みはまんが王国が便利です。
検索窓に「因果の花」と入力するとすぐに読めます。
【おもな登場人物】因果の花
登場人物の紹介文の中にネタバレあります
篠崎莉乃-主人公
既婚。34歳。専業主婦。旧姓は立花。10代の頃に不幸な事件に巻き込まれ、悲惨な体験によって心に大きな傷を持っている
旦那は一流企業に勤めるイケメンで、本人は近所でも有名な美人奥さん。
一見幸せそうに見えるが、旦那が若い女性と不倫している。
義母との折り合いが悪く、早く孫の顔を見せろとうるさい。
夫が義母にマンションの合鍵を渡してしまったので、勝手に入ってこられるのがウザい。
篠崎匠-主人公の夫
既婚。イケメンのエリート会社員。
佐伯陽菜と不倫している。
妻である莉乃より、今は18歳の若い佐伯陽菜に夢中。
妻が自分の母親と揉めると、母親の側に立つ。
佐伯陽菜
独身。18歳。主人公の夫・篠崎匠の不倫相手。
篠崎匠のことは好きではないが、篠崎莉乃への復讐のためにあざとく迫り、肉体関係を持つ。
自分の肉体を武器に、男性を操る。
篠崎莉乃が16歳の時に生んだ子供の可能性がある。
東穂波（あずま・ほなみ）
独身。素直で真面目ないい子。篠崎匠と同じ会社で働く。
両親を3年前に事故で亡くしている。現在は祖母と二人暮らし。
篠崎莉乃が働いていたころの仲間で、今も莉乃を先輩と呼んで慕っている。
佐伯陽菜に弱みを握られている。
篠崎匠と佐伯陽菜が不倫していることを知っている。
三上(みかみ)
独身。篠崎匠、東穂波と同じ会社で働く同僚。
東穂波が気になっている。
謎の尾行者
篠崎莉乃にまとわりつく。
近所に住む世話焼きおばさんの吉岡さんが言うには「金髪の怖そうな男の人」。
つい最近まで刑務所にいた可能性がある。
謎の男
佐伯陽菜の昔からの知り合い。
篠崎莉乃の弱みを探るために、身辺調査をしている。
身辺調査の報酬は佐伯陽菜の肉体。
【あらすじとネタバレ】因果の花11話から20話まで
ここから先は、因果の花のネタバレを含みます。知りたくない人は気をつけて下さい。
11話-崩れそうな幸せ
佐伯陽菜に弱みを握られている東穂波は、とんでもないことを命令され困っている。
一方、妊娠した篠崎莉乃は婦人科に行き、定期検診を受ける。
医師より順調ですとの一言をもらい、安心する。
帰り際、胎内が写ったエコー写真を眺めながら、自身の幸せを実感するも、その姿をじっと見ている不審な男がいることに篠崎莉乃は気づいていない。
謎の男が篠崎莉乃をつけ回しています。
12話-謎の尾行者
篠崎莉乃は産婦人科に行ったことを、夫の篠崎匠に報告するが、あまり嬉しそうでない。
翌日、買い物に出かける篠崎莉乃だが、尾行されている。
マンションのエントランスに着き、オートロックを解除しようとすると尾行者から声を掛けられ振り向くと驚愕、そして恐怖しかない。
篠崎莉乃は尾行者を見て、ただただ震えるのだった。
謎の尾行者を見て篠崎莉乃は恐怖で震えます。
13話-尾行者との話し合い
謎の尾行者は篠崎莉乃に用事があってやってきたのだった。
篠崎莉乃は尾行者の名前も知っている。尚樹（なおき）と言う。
過去、尚樹によって人生をめちゃくちゃにされたことがある。
このまま尚樹を無視したら、また私の人生が壊される。
莉乃は思い切って尚樹に話しかけます。
14話-尚樹の想い
莉乃は尚樹と話し合いをするために、ファミレスに入る。
尚樹は「懐かしいな」などど呑気なことを言っている。
莉乃は尚樹によって人生をめちゃくちゃにされた過去がある。
それなのに、この人は何を言っているんだろうと莉乃は思う。
謎の尾行者こと尚樹から、時々でいいから会って欲しいと懇願されてしまいます。
15話-東穂波の幸せ
朝、東穂波が出勤する。
会社に着くと、最近いい仲になりつつある先輩社員・三上から今夜自宅に来ない？と誘われる。
その日の昼休み、今度は佐伯陽菜から呼び出され、篠崎莉乃に対してある薬を飲ませるように指示される。
東穂波は佐伯陽菜に弱みを握られていて、脅迫されている。
命令は断れない、でも実行すれば、それは犯罪だ。
東穂波は命令を実行するか、それとも秘密を暴露されるか、迷いに迷います
16話-大事件発生
東穂波は佐伯陽菜からの命令を実行すべく、先輩と慕っている篠崎莉乃を呼び出す。
佐伯陽菜から渡されたある薬を、妊婦にいい栄養が詰まったサプリですと言って手渡す。
しかし、東穂波の挙動がおかしなことに気づいた莉乃は「本当はなんの薬なの？」と詰問するのです。
東穂波は自分の過ちを莉乃に泣いて謝るのでした。
東穂波と別れたあとの篠崎莉乃は、とんでもない事件に巻き込まれます。莉乃は「ああ、因果応報なのかなぁ」と思うのでした。
17話-赤ちゃんは？
大事件に巻き込まれた篠崎莉乃は負傷し、入院することになります。
夫の篠崎匠も駆けつけてくれました。
篠崎莉乃は妊娠初期です。赤ちゃんが心配です。
医者はとりあえず一日入院しましょうと言ってきます。
事件に関しては、大事にしたくないということで警察には届けないことにしました。
篠崎匠は妻が巻き込まれた事件の首謀者は、佐伯陽菜ではないかと疑います
18話-うるさい義母
佐伯陽菜は謎の男に、篠崎莉乃の身辺を探るように依頼した。
報酬は自分のカラダだ。
篠崎莉乃のマンション、合鍵を持っている義母が勝手に上がり込んできた。
無神経な言葉を、莉乃に上から目線で浴びせる。
莉乃は昨夜、負傷したばかりで気持ちが不安定だ。
いつもはいい嫁を演じるのだが、ブチギレてしまい義母に言い返し、マンションから追い出してしまう。
夫の篠崎匠は帰ってくると、自分の母親と喧嘩し、マンションから追い出した莉乃を責めます。守ってほしい夫から責められたその瞬間、莉乃の精神は崩壊してしまいます
19話-尚樹との密会
事件に巻き込まれ、負傷し、義母から怒られ、夫からはうまくやってくれと怒られ、莉乃の気持ちはとても不安定です。
そんな時、尚樹から連絡が来ました。
莉乃は尚樹に人生をめちゃくちゃにされた過去があります。
迷った挙げ句、莉乃は尚樹の誘いに応えてしまいます。
尚樹との密会をじーっと監視している男がいることに、莉乃も尚樹も気づいていません
20話-怒り狂うクソ義母
義母の家のポスト。
義母がポストを確認すると、篠崎莉乃が尚樹と密会したときの写真が盗撮され、投函されていた。
それを見て怒り狂う義母。
夕方、妻の密会を知った夫の篠崎匠も莉乃に詰め寄ります。
莉乃はもう隠し事はしないと決め、今までの人生を夫の篠崎匠に語ります。過去の大事件のこと、尚樹との関係、実は出産経験があることもここで告白します。しかし、内容が衝撃すぎて、夫は理解できません。
【感想】因果の花
「因果報応、私は自分の犯した罪から逃れられないかもしれない」
と、これは第16話で篠崎莉乃が言ったセリフです。
この日、莉乃は婦人科からの帰りに事件に巻き込まれ、その中でふと上のセリフを吐いたのでした。
莉乃はこのあと、クソのような義母にも追い詰められ闇堕ちします。
莉乃が可哀想、ような気もしますが違います。
莉乃も言っている通り、まさに因果報応にして因果の花。
この物語の根っこにある事件が起きた時、莉乃はまさに被害者でした。
しかし、その後の対応によっては今回の事件は起きなかったハズです。
莉乃は被害者でもありますが、加害者でもあります。
この一連の壮大なストーリと莉乃がどう向き合うか。
少なくとも莉乃は相手に許しを請うべきでしょう。
それで相手は納得してくれるのか、それとも莉乃への攻撃はもっと激しくなるのか。
解決するには莉乃も陽菜も破滅しかないのかも知れません。
【因果の花～復讐の不倫女と罪だらけのサレ妻】の続き「第21話 本当の目的」
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