妊活主婦の恋人 3巻 ネタバレ シタ妻はモラハラ夫から決意の家出

妊活主婦の恋人（方丈いちり先生）の3巻を読んだのでらすじを簡単にまとめました。

省略してあるエピソードは多いですが、物語の大筋は掴めるように書きました。ネタバレもあるので、お気をつけ下さい。

あらすじが気になる方は、ぜひ最後までお読み下さい。

妊活主婦の恋人 2巻 ネタバレ ダブル不倫が発覚シタ妻は決意の離婚届け妊活主婦の恋人（方丈いちり先生）の2巻を読んだのでレビューします。主人公の小宮織恵は妊活7年、夫の暴言に耐え、子供欲しさの一心で続けてきた。そんな時、奥さんと一緒に妊活している由井啓介と知り合い、不倫関係になってしまう。二人は秘密のデートを重ね、遂には将来を約束するまでの仲になる。しかし、小宮織恵の夫はかなり前から二人の不倫を察知し、知っていたのだ。だが、夫はなぜか知っていることをおくびにも出さないのだった。...

【どんな話？】妊活主婦の恋人 3巻

妊活をしている主婦と、妊活している妻に付き添い婦人科に通う男性が知り合い、恋仲となり不倫をします。やがてお互いは、家を出て将来を誓うようになります。

男性は、精子が少ない体質だったのですが、女性は妊娠するこを諦めることができません。

【試し読みと巻数】妊活主婦の恋人

「妊活主婦の恋人」は、4巻まで配信されていて、完結しています。

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【おもな登場人物】妊活主婦の恋人 3巻

小宮織恵-主人公

33歳。専業主婦→家出中。7年ほど妊活しているが、授かる兆候がない。夫からは人格を否定されている。

妊活で月一回通う婦人科で知り合った男性と、不倫に発展する。

小宮卓也-主人公の夫

会社員。モラハラ夫。妻の妊活に理解を示さず、暴言が多い。勘は鋭い。

妻の不倫には早い段階で気付いていたが、なぜか黙っていた。

由井啓介-主人公の不倫相手

既婚者。由井真梨の夫。お菓子販売会社の会社員。妊活歴4年。奥さんには逆らうことができない恐妻家。

奥さんは美人だが、罵倒されることが多く、奥さんとの行為中には不能になる。妊活で通う婦人科で知り合った小宮織恵と不倫している。今はお互いの将来を約束している。

由井真梨

既婚者。働いている。由井啓介の妻。美人でスタイル抜群。夫を否定する発言が多い。

子供を授かりたい一心で、夫に対して性行為中に横暴になることが多い。

【あらすじとネタバレ】妊活主婦の恋人 3巻

妊活主婦の恋人の3巻にはepisode.9からepisode.12が収録されています。

episode.9-織恵と啓介が家を出る

小宮織恵は夫・卓也に離婚届けを突きつけるも、拒否される。

卓也は声を荒げ、暴言を吐く。織恵も言いたいことを言う。織恵は荷物をまとめて、出ていく。残された卓也に少しだけ後悔の情が見える・・・。

同じ頃、織恵の不倫相手・由井啓介も妻に離婚届けにサインしてくれるように願い、家を出ていくのでした。

episode.10-啓介は乏精子症

織恵は家を出た。同じ頃、啓介も妻・真梨の制止を振り切り、家を出た。二人はビジネスホテルで落ち合った。

そこで、啓介は乏精子症（ぼうせいししょう・精子の数が少ない状態を言う）であることを告白する。僕といても、子供は難しいかもしれない。それでもいいの？と。

織恵は泣きながら、もう妊活に疲れた、私を解放して欲しいと泣きながら訴えるのでした。

episode.11-昔の私にさようなら

織恵は幻をみた。小学生のころの自分だ。織恵はパートを掛け持ちする母親から、半ば育児放棄されて育った。

深夜に疲れて帰宅して、母親はすぐ寝てしまうので、会話も少ない。そんな母親と違い、隣の家のお母さんはいつも家に居て、優しくて、小さい子供がいて、お腹が大きい（=妊娠しているから）。そして家の中は冬でも暖かい。お父さんもいつも一緒だ。織恵の理想の家族、出産への執着はこの原体験にあったことを思い出した。

でも昔の私、さようなら。織恵は妊娠の可能性が低くなる啓介と、新しい人生を歩もうと決意した。

episode.12-昔の私が今の私を見ている

織恵と啓介はお互い家を出てからずっとビジネスホテルで暮らしている。啓介はビジネスホテルから出社している状態だ。

妊活を半ば諦めた織恵は、アルバイトをしようと面接に行く。途中、織恵は視線を感じて振り返る、でも誰もいない。

面接の結果は不合格だが、啓介は焦らず探せばいいよと言ってくれる。と、そのときまた視線を感じて振り返ると、昔の自分が立っていた。将来、妊娠して大きなお腹になって子供を産んで、明るい家庭を作りたいと夢に満ち溢れていた小学生のころの自分が立っていた。昔の私、さようなら、って言ったのに。

【感想】妊活主婦の恋人 3巻

小宮織恵は、夫のモラハラに耐えかね、共通の妊活で知り合った男性に癒やしを求め、そして恋に落ちてしまった。

一方、夫の小宮卓也は生理が来るたびに妻の情緒はおかしくなり、家に帰れば暗い顔した妻がいる。俺が好きだった明るく笑っているお前はどこに行った、と言う。

織恵には織恵の正義があり、卓也には卓也の正義がある。

だからと言って、不倫していい理由にはならい。そして、モラハラしていい理由にも当然ならない。

どちらがいいか悪いかは、双方に正義があるから他人が決めるべきではないだろう。

次の巻で結末だけど、切なくなるほど不幸な物語は勘弁、願わくは登場人物それぞれが幸せになって欲しい。

あと、織恵は妊娠を諦めてはいけない、あとちょっと頑張れって言いたい。

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