ドロ沼

【泥濘の食卓】ネタバレ1話~10話~泥沼の不倫愛、私は店長と幸せになりたい

泥濘の食卓

泥濘(ぬかるみ)の食卓(伊奈子先生)1話~10話を読んだので、あらすじとネタバレをまとめました。ネタバレを知りたくない人はお気をつけ下さい。

見どころや感想も書いてあるので、良かったらお読み下さい。

この泥濘の食卓は、読む人間の心を破壊する威力充分のラブサスペンスです。

普通のラブストーリーではありません。

気持ちが純粋な方は、ストーリーを追うのが辛くなるかも知れません。

「泥濘の食卓」は「月刊コミックバンチ(新潮社)」内のオリジナルレーベル「ウツツ」で配信中のオリジナル作品です。

【試し読みと巻数】泥濘の食卓

泥濘の食卓は2022年9月現在、41話まで配信されています。

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【おもな登場人物】泥濘の食卓1話~10話

登場人物の紹介文の中にネタバレあります。

捻木深愛-主人公

捻木深愛-ねじき・みあ、25歳。愛知県にあるスーパーすずらんの従業員。メンヘラ女子。

店長の那須川と不倫している。今は母親と二人暮らし。毎日父親に殴られ、虐待されて育った。それが原因なのか、人に嫌われることを極端に恐れる。人に親切にすることが多いが、それは人に嫌われないため。

今の捻木深愛にとって、不倫している店長がすべてで、店長が褒めれば、39度の熱も下がり、店長にラインを既読無視されれば、それだけでうつになってしまうほど。

不倫で相手の家庭が破壊されるとかそこに想いは至らず、好きな人と幸せになりたいだけ。とても純粋で一途。

那須川夏生-主人公の不倫相手

那須川夏生-なすかわ・なつお、スーパーすずらんの店長。既婚者。捻木深愛と不倫している。

那須川ハルキ-店長の息子

刈谷ヶ丘高校の生徒。高校一年生。スーパーすずらんの店長・那須川夏生の長男。父親の不倫相手、捻木深愛に想いを寄せる。

尾崎ちふゆ-ハルキを想う

那須川ハルキの幼馴染。高校一年生。那須川ハルキが子供の時からずっと好きで、那須川ハルキに嫌われることを恐れる。

那須川ふみこ-店長の妻

スーパーすずらんの店長・那須川夏生の妻にして、刈谷ヶ丘高校の一年生・那須川ハルキの母親。うつ病に苦しんでいる。

【あらすじとネタバレ】泥濘の食卓1話~10話

1話-捻木深愛は店長沼にハマり中

捻木深愛はスーパーすずらんで働く従業員で、店長とどっぷり不倫をしている。店長の一言が、深愛の生活を左右する。捻木深愛は店長という沼にハマってしまっている。

ある日、深愛はいつものように店長の車に乗り、楽しい不倫デートのはずが、店長の那須川から別れて欲しいと言われてしまった。

店長から別れて欲しいと言われてしまう。

2話-店長の家を見張る

店長の那須川が言うには妻がうつ病で、以前のようなデート時間が取れないから別れて欲しい、というものだった。

その日以来、店長は深愛を避けるようになり、話もできない。深愛の店長への執着は強くなり、ストーカーのように毎晩店長の家を見張ってしまうのだった。

深愛は思う、私は店長と結婚して幸せになりたい、と。その気持に悪意はない。ただひたすらに一途で純粋だ。

別れても店長が大好き、店長と結婚したいと深愛は強く思う。

3話-父親の思い出

8年前に死んだ父親の命日に、深愛は母親と墓参りに言った。

父親に良い思い出は、ない。深愛は父親に毎日殴られて育った。それは、深愛が不出来な子だったから殴られても仕方なかった、と深愛は今も思っている。

でも、父親が死んだときは安心した。けれど、死んで安心した私はなんて酷い人間だ。私が最低な人間だってことを、店長に知られないように気を付けよう、深愛はそう思っている。

深愛は店長という名の沼にズブズブ入り込んで行く。

深愛は虐待されて育った。

4話-店長と復縁

深愛は店長と別れを告げられて以来、初めて話すことができた。そこで、店長から妻の病気があるから、前みたいに時間は取れないけど、また付き合いたいと言われた。

深愛はうれしい。生活にもハリが戻ってきた感じがする。

一日の終わりに、店長大好きってラインを送る、でも今日も返事は来ない。

深愛は店長と復縁できた。

5話-深愛、スーパーを辞める

那須川ハルキは捻木深愛が突然スーパーすずらんを辞めたと聞いて驚く。

那須川ハルキは学校に行きたくない日は、スーパーすずらん近くのバス停で一日を過ごすことがあり、以前から深愛とは顔見知りで、時々は話す仲だった。ハルキは今、学校で誹謗中傷されていて、苦しい。

深愛と話すことはハルキの癒やしだったし、話すことで救われた。その深愛が消えた。ハルキは学校に行けなくなってしまった。

深愛がスーパーすずらんを退職します。深愛と話すことで救われていたハルキは苦しみます。

6話-那須川ハルキは誰かに助けて欲しい

那須川ハルキには、尾崎ちふゆという幼馴染がいます。

中学生の時にハルキはちふゆから、ずっと好きだった、と告白され気持ち悪くなりました。家族のように思っていた子と恋愛するのは違う、そうハルキは思った。

ちふゆは頑張って勉強して、ハルキと同じ学力の高い学校に進学した。

ハルキは母がうつ病で、家事放棄しているので、家の中はゴミ屋敷状態。併せて、ちふゆの自分に対する強い想いにも困っている。学校での誹謗中傷も苦しい。まるでハルキの青春は沼だ。ハルキは誰かに助けて欲しいと願っている。

深愛の不倫相手、店長の那須川夏生と、深愛とバス停で話す仲の高校一年生の少年、那須川ハルキは親子でした。

7話-深愛がスーパーを退職した理由

深愛はある日スーパーの休憩室で、店長の奥さんがうつ病で、通院を那須川が手伝っているのを見た、という話を聞いた。

深愛が那須川の奥さんが通院している精神科の前で見張っていると、那須川と奥さんが肩を寄せ合い歩いてくるのを見て、深愛は凄いショックを受けてしまった。

精神的に辛くなり、動けなくなり、深愛は仕事を辞めてしまった。

深愛が仕事を辞めた理由は、不倫相手の店長が、奥さんと一緒に歩いている場面を目撃して強いショックを受けたからでした。

8話-奥さんを助けたい

深愛はスーパーこそ辞めたが、店長との不倫交際を諦めたわけではない。

そこで深愛は考えた。店長が私と交際できないのは、奥さんがうつ病だからだ。私が奥さんを助けてあげる。まずは、奥さんと接触するために「心の相談なんでも」と書いたチラシを作って、店長の家に投函してみた。

そのチラシを奥さんが見てくれるか店長の家を見張っていると、そのチラシをハルキが抜き取って行ったのを見て、深愛は驚き、そして店長とハルキは親子だったことに気づくのです。

深愛は店長の奥さんを助けるために、何でも相談屋のチラシを作って、店長の家のポストに投函するのですが、そこで深愛は店長の那須川と高校生のハルキが親子だと知りました。

9話-奥さんとのメール交換

深愛は店長の奥さんは自分が救うと決めた。うつ病の相談なんでも、と書いたチラシを何回も店長の家に投函したが奥さんからの反応がない。

そこで、奥さんが通院している精神科の前で見張っていると、奥さんが病院の前で座り込んでいるところに出くわした。

深愛は奥さんに話しかけ、県から委託されているうつ病患者の支援団体の者だと嘘を付き、メールでも電話でも、相談して下さいと奥さんにチラシを渡すのです。

奥さんは深愛と直接話したことで、深愛のことを信用したらしく、その日の夜からうつ病患者の奥さんと、うつ病支援団体の職員と偽る深愛のメール交換が始まった。

深愛は店長の奥さんと、メール交換を始めました。

10話-不倫現場を息子に見られてしまう

深愛と店長との不倫交際は細々と続いていた。久しぶりに会ったとき深愛は店長に、生活支援の仕事をしていると嘘を付く。

それからしばらくして、深愛は店長と再び会い、車内デートを楽しむ。

深愛は生活支援の仕事で店長の奥さんから相談依頼があって、色々とメールで話していると伝える。店長は驚くが、そう言えば妻が泣いてることが減ったと言い、深愛のカウンセラーとしての力量に驚き、褒める。

店長に褒められたことで、深愛は感極まって泣いてしまう。そして、二人は車内で抱き合いキスをする。そしてその瞬間を運悪く?店長の息子、那須川ハルキに目撃されてしまうのでした。

深愛は店長にカウンセラーとして一人前と褒められ嬉し泣き。車内で抱き合っていると、その場面を店長の息子に見られてしまいます。

【感想】泥濘の食卓1話~10話

泥濘(ぬかるみ)は、でいねい、とも読みます。意味はWeb辞書によると、泥が深いこと。土がぬかるんでいること。と、あります。

この物語で、一途で純粋な深愛は店長という泥濘にハマります。ズブズブハマって、抜けそうにありません。

その息子のハルキも青春沼にハマって、困っています。

まだ10話しか読んでいないので、推測ですが、この先、この不倫の代償で深愛やハルキが大きく傷つく事件が起きそうな気がしてなりません。

深愛は店長のことが死ぬほど好きですが、反して店長は深愛のことをそれほど好きじゃないと思います。ただ好きな時に自分の性的欲求を解消できる若い女性、としか思っていません。

深愛は父親に虐待されて育ったゆえに、きっと愛が足りていません。

親子ほど年の差がある店長の注いでくれる愛を、尊く感じたのではないでしょうか?

彼女にしてみればそれは純愛?

どうすれば、店長沼にハマった深愛を救いだしてあげれるだろうか?このままだと深愛も周りの人間も破壊されそうで怖いのです。

深愛にはもっと楽に生きて欲しい、って思うのですが、不倫している女性に情けを掛けすぎでしょうか。または、余計なお世話なのか。

それと、店長の奥さんのうつ病は、旦那である店長が原因かなぁと思うのです。店長は不倫の常習者って感じがするのですよね。

だからこの先、この物語は読みすすめるのがきっと辛くなる。みんながズブズブ泥沼にハマっていく気がします。

深愛も、ハルキも、泥濘(ぬかるみ)にはまらず、楽に生きて若い人生を楽しんで欲しい、と願うのです。

漫画家の伊奈子先生に、ライトなストーリーへの変更をお願いしたいくらいです。

続きを早く読んで、またまとめ記事を書きますね。

泥濘の食卓
【泥濘の食卓】ネタバレ11話~20話~深愛の切ない想いが胸に刺さる泥濘の食卓(伊奈子先生)の11話~20話を読んだので、あらすじをまとめました。主人公の捻木深愛25歳は、勤めていたスーパーを辞め、大好きな店長の奥さんのうつ病と向き合うことに専念する。深愛との交流によって、店長のおくさん、ふみこのうつ病は日増しに回復の兆しを見せる。一方、那須川家に頻繁に出入りすることで那須川ハルキに恋する幼馴染の尾崎ちふゆから、深愛はあらぬ誤解を受け、事件が起きてしまう。...

【泥濘(ぬかるみ)の食卓】の続きはこちらから。

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>>>泥濘の食卓の続き 第11話 想い(前編)

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