ドロ沼

【泥濘の食卓】31話~40話ネタバレ~捻木深愛と那須川ハルキが急接近

泥濘の食卓 31話~40話

泥濘(ぬかるみ)の食卓(伊奈子先生)31話~40話を読んだので、あらすじをまとめました。

ネタバレも少しだけあります。泥濘の食卓のネタバレを知りたくない人はお気をつけ下さい。

特に後半は主人公・捻木深愛の身辺が慌ただしくなりますよ!

「泥濘の食卓」は「月刊コミックバンチ(新潮社)」内のオリジナルレーベル「ウツツ」で配信中のオリジナル作品です。

泥濘の食卓
【泥濘の食卓】21話~30話ネタバレ~読むのが辛いけど面白い作品です泥濘の食卓(伊奈子先生)の21話~30話を読んだので、あらすじをまとめました。主人公の捻木深愛25歳は、スーパーを辞めて無職となりましたが愛する店長の奥さんのうつ病を治そうと、偽のボランティア団体を名乗り、奥さんのうつに向き合い、やり甲斐のある充実した毎日を送っています。...

【試し読みと巻数】泥濘の食卓

泥濘の食卓は2022年9月現在、41話まで配信されています。

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【おもな登場人物】泥濘の食卓31話~40話

登場人物の紹介文の中にネタバレあります。

捻木深愛-主人公

捻木深愛-ねじき・みあ、25歳。以前働いていたスーパーすずらんの店長・那須川と不倫交際中。

現在は無職だが、苦手な母親にスーパーすずらんを辞めたことは内緒にしている。

実在しないボランティア団体「ひだまりの家」の職員を名乗り、うつ病に苦しむ那須川の妻・ふみこのサポートをしている。

広告デザインの能力が高い。

那須川夏生-主人公の不倫相手

那須川夏生-なすかわ・なつお、スーパーすずらんの店長。既婚者。那須川那ふみこのの夫で、須川ハルキの父親。

人手不足の昨今、スーパーで働く若い女性のアルバイト店員に辞められらたら困るので、優しく接するうちに深い関係に陥ることが多々ある。

現在はスーパーすずらんの元店員、捻木深愛と不倫している。

那須川ハルキ-店長の息子

刈谷ヶ丘高校の生徒。高校一年生。那須川夏生と那須川那ふみこの子供、長男。

幼馴染の尾崎ちふゆにケガをさせてしまい、内緒にする代わりに言うことを聞くよう脅迫されている。

父親の不倫相手、捻木深愛が好きで、その想いは日々強くなっている。

尾崎ちふゆ

那須川ハルキの幼馴染にしてご近所さんで、同級生。刈谷ヶ丘高校の一年生。家は資産家で父親は働いことがない。

金持ち自慢が過ぎて、一部の友達から嫌われている。

幼馴染のハルキが病的に大好きで、ハルキと結ばれたいと思っている。

ハルキの家に、ボランティと称し出入りする捻木深愛が大嫌い。

那須川ふみこ-店長の妻

スーパーすずらんの店長・那須川夏生の妻であり、那須川ハルキの母親。専業主婦。うつ病だが、捻木深愛と触れ合うことで回復の兆しを見せている。

夫がスーパーすずらんの若い女性店員と不倫していることは勘づいているが、相手が捻木深愛とは夢にも思っていない。

また、自分が経済的に自立していないので、夫から捨てられると困るので、夫の浮気を問い詰めることができない。

結婚前はグラフィックデザイナーだった。

捻木美幸-主人公の母親

産婦人科で看護師として働く。娘の捻木深愛には異常に厳しく、娘を褒めることがない。

夫の両親、捻木美幸にとっては嫁ぎ先の義父、義母(ともに死去)に虐げられていて、大嫌いだった。

死んだ夫の妹を馬鹿にしている。

旧姓捻木あかり-主人公の叔母

捻木深愛の父親の妹、捻木深愛にとって叔母さん。妊娠中。33話に初登場する。

死んだ両親と自分の兄(=捻木深愛にとっては父親、捻木美幸にとっては夫)が大嫌いだった。

全身にタトゥーが入っている。

名古屋で小さな美容院を経営している。

捻木深愛が心配なので、もっと実家に顔を出したいが、深愛の母親である捻木美幸(=あかりにとって兄の嫁)と折り合いが悪い。

あかりは既婚者のため、現在の名字は捻木ではないと思われるが、劇中あかりの名字に関しては触れておらず、不明のためわかりやすく旧姓捻木あかりとしています。

【あらすじとネタバレ】泥濘の食卓31話~40話

31話-深愛の誘い

捻木深愛は看護師として働く母親が夜勤で、家を一晩中留守にする日に那須川ハルキを家に誘ってみた。

街で会ったとき、ハルキが情緒不安定っぽく見えたのが気になったのだ。

私に悩みをぶちまけることで、ハルキくんの気持ちが落ち着けばいいな、そんな気軽な気持ちだった。

深愛にはハルキと仲良くしたいとか、異性として気になるとか、そんな気持ちは一切ないのだが、ハルキは深愛が大好きです。

深愛とハルキは一晩一緒に過ごしたのでした

32話-深愛と結婚したい

朝、深愛はまたいつでも悩みを話しにきてねとハルキを送り出す。

ハルキにとって、深愛と過ごす時間はとてもリラックスできた。

自分を好きだと言ってくれる幼馴染の尾崎ちふゆと過ごす時間とは雲泥の差だ。

ハルキは深愛がますます好きになったようです

33話-ちふゆが気持ち悪い

ハルキと尾崎ちふゆが保健室にいる。

ハルキが熱を出し、ちふゆは付き添いだ。

ちふゆは必要以上にハルキにひっつく。

ハルキはちふゆの密着が気持ち悪く、気が狂いそうになるのだった。

ハルキはちふゆがますます嫌いになったようです。

34話-深愛の叔母さん

ハルキは深愛の母親の留守を狙って、深愛の家に入り浸るようになる。

今日もひと時を深愛の家で過ごしていると、そこに突然の来訪者がやってくる。

母親が帰宅したか?と深愛は焦るが訪問者は叔母のあかりだった。

あかりは深愛の父親の妹で、深愛に理解がある。

深愛の父親(=あかりにとっては兄)が死んだとき以来の再会だった。

あかりは深愛にいつでも連絡してくるように言い残し、帰っていきます。

35話-美幸の思い出

捻木深愛と母親の美幸が自宅でご飯を食べている。

深愛は叔母であるあかり(=美幸にとっては死んだ夫の妹)が訪ねてきたことを話す。

美幸は自由奔放に生きているあかりにいい感情を持っていない。

ったくあの子はと苦々しく思うと、死んだ義父と義母のことを思い出す。

美幸は二人に散々いじめられた。

美幸は夫の両親が大嫌いでした

36話-美幸が嬉しかったこと

前話からの続きで、捻木深愛の母親の美幸の回想が続く。

美幸は、夫の家族が大嫌いだった。

夫も嫌いだったが、夫の両親はもっと嫌いだった。

夫の妹も生意気で、好きではない。

美幸は夫の両親、つまり義父と義母を毎日呪って生きていた。

義父と義母には早く死んで欲しい、美幸は心底そう思っていた。

深愛がまだ赤ちゃんだったある日、美幸が歓喜する大事件が起きたのでした

37話-深愛の夢

ハルキが話を聞いてほしくて、深愛の家に母親の留守を狙って遊びに来ている。

ハルキは深愛の手料理を夢中で食べる。

深愛はハルキにとって好きな人だが、実の父親の不倫相手でもある。

ハルキは深愛に、親父のことどう思っているんですか?と聞いてみた。

ハルキは深愛の答えに納得できず、喧嘩別れしてしまう

38話-雨の中の訪問

ハルキは気分が晴れない。

おまけに台風並みの大雨が降っている。

深愛に会いたい。

アポ無しで訪れると、母親が帰ってくるからと断られた。

しかし、ハルキは雨の中を傘なしで来たのでずぶ濡れだ。

とりあえず家の中で着替えてもらうことした。

ハルキを家の中に入れた瞬間、母親が帰ってきてしまいました

39話-大ピンチ

深愛は訪ねて来たハルキを家から出すチャンスを逸し、結局一晩部屋で過ごすことにします。

母親の目を盗み、ずぶ濡れのハルキをお風呂に入れ、冷や汗の展開です。

母親がお風呂に入った隙にハルキにご飯を食べせ、なんとか落ち着きます。

大雨で身動きがとれないので、ハルキは一晩泊まることになりました

40話-密着する二人

深愛は母親に内緒で、ハルキを一晩泊めることにしました。

深愛が普段使っているシングルベットでくっついて眠りますが、二人はなかなか眠れません。

いろいろ話し込んでいるうちに、ハルキは気持ちがたかぶり深愛の体を引き寄せるのでした。

深愛とハルキはこれ以上ないくらいに密着するのでした

【感想】泥濘の食卓31話~40話

一見ただの毒親に見える捻木深愛の母親、捻木美幸ですが、彼女が毒親になったその理由らしき人生の断片が35話と36話で明らかになりました。

彼女は相当な苦労人で、毒を吐きながらも実は深愛への愛情は深いことが描かれています。

だからと言って、自分の娘に辛く当たっていいことにはなりません。

捻木深愛は異常なほどに自己肯定感が低いのですが、母親の教育による影響でしょう。

深愛は中学生の時まで暴力的な父親に虐待されて育ちました。

それ以降は母親との二人暮らしが10年続いているのですが、母親は娘をなお言葉で虐待しています。

父親から受けた心の傷を癒やそうとせず、父親からの呪縛をなお強固なものにしようとし、言葉の暴力で娘を操ろうとしているのです。

深愛はそれ故か、人生で初めて接した優しい大人の男性であった那須川夏生に一途な愛情を寄せるのです。

深愛の空っぽだった愛情タンクに那須川夏生は親でも注いであげたことがない愛を、たっぷり注いで上げたのです。

もはやその愛は絶対的なもので、刷り込みに近いものがあります。

31話~40話で深愛とハルキは急接近しました。

この呪縛をハルキは解いてあげることができるのでしょうか?

深愛は25歳、穏やかな20代後半を過ごして欲しいとただ願うのです。

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>>>泥濘の食卓の続き 第41話 同衾(前編)

同衾とは?

泥濘の食卓 第41話のタイトル「同衾(どうきん)」とは日本国語大辞典のWeb版によると「一つ夜具の中にともに寝ること。同床。ともね。特に、男女がいっしょに寝ること。転じて、性行為。」とあります。

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