恋の香り(桜沢エリカ先生)をまんが王国で読んだのでレビューを書きます。
併せて少しだけネタバレを書いています。「恋の香り」の結末を知りたくない人は気をつけて下さい。
「恋の香り」は「月刊officeYOU(集英社クリエイティブ)」で2010年に連載されていた作品です
【恋の香り】どんなテーマ?
夫は浮気している、多分・・・。確証はないけど、間違いない。そう思いやるせない日々を過ごしている41歳の主婦が、妹と出かけた旅行先で39歳の美容師と出会い、相思相愛の恋に落ちてしまいます。
試し読みと巻数は?
2巻で完結しています。
試し読みはまんが王国が便利でした。
検索窓に「恋の香り」と入力するとすぐに読めます。
【おもな登場人物】恋の香り 桜沢エリカ
前田柊子(しゅうこ)
主人公。41歳の専業主婦。結婚して10年。セックスレス7年。美容室オーナーの須藤玲司に恋をする。前田凌
柊子の旦那。一年前から出張と言ってはゲス不倫を繰り返す。妻と家庭にはまったく無関心のクズ夫。前田純香
柊子と凌の長女。名門の市立小学校に通う小学一年生。最近はママと一緒に歩くことを嫌がるおませさん。遠藤さくら
柊子の妹。29歳。化粧品メーカー勤務。昔から激しい恋をする傾向がある。今は同じ部署の先輩で、既婚者の市ノ瀬と不倫している。須藤玲司(れいじ)
広尾で美容室を経営する。39歳。イケメンでワイルドで雰囲気が良く、若い子から熟年層にまでモテまくる。藤川麻耶(まや)
京都の資産家の娘。親に出資してもらい、都内でセレクトショップを経営する。前田凌の浮気相手。【あらすじ】恋の香り
1巻-柊子、玲司と出会う
前田柊子は都心の高級住宅街の一戸建てに住む、専業主婦。実家も都心にある資産家で、夫の前田凌は高収入のエリートサラリーマン、長女の純香は名門小学校に通っている。
夫とは娘が生まれて以来のセックスレスで、もう7年近く何もない。柊子はふつふつとした不満を抱えながら、生活をしていた。
そんなある日、実家に帰ると妹の遠藤さくらと一緒に奈良旅行に行くことになる。この妹のさくら、高校一年の時に友達の彼氏を寝取って以来、危険な恋を好む傾向が強い。今も会社イチのモテ男で既婚者の市ノ瀬と不倫をしている。
奈良に着くと、妹のさくらは追いかけてきた不倫相手の市ノ瀬と二人で消えてしまう。
柊子は仕方なく一人で奈良観光をすることになるが、ひょんなことから都内でサロンを経営する須藤玲司と知り合い、一緒に奈良を回ることになる。
ここから1巻のネタバレです。
柊子は一緒に奈良を観光した須藤玲司に恋をしてしまう。
帰京後、玲司の経営するサロンで、玲司に髪をカットしてもらうとその想いは募ります。
一方、妹のさくらは不倫相手が浮気していたことを知り、不倫相手の市ノ瀬とは別れたばかり。妹のさくらは姉の柊子から一緒に奈良観光をした玲司の話を聞いて、姉が好きになった玲司に興味を示す。
姉が好きになった玲司を査定しようと、妹のさくらは玲司サロンに行ってみるのです。
人妻・柊子が好きになったサロンオーナー玲司を、柊子の妹さくらも好きになってしまいます。
2巻-夫・凌の不倫がバレる
妹のさくらは、姉の柊子が嫌いだ。だから、姉の恋を邪魔しようと、玲司に姉の悪口を吹き込むが、二人の仲を壊す効果はまったくなかった。
妹のさくらは、姉のさくらと玲司の仲が壊れないどころから、密会を続けていることにショックを受ける。
そんなある日、さくらは見てはいけないものを見てしまう。
ここから2巻のネタバレです。
さくらは、姉・柊子の夫であり、自分にとっては義兄となる前田凌が知らない女性と腕を組みホテルに入っていく瞬間を目撃してしまう。
それから数日、前田家のポストに藤川麻耶と名乗る女性から前田凌宛にセレクトショップのオープニングパーティーへの招待状が届きます。この招待状の差し出し人、藤川麻耶こそが前田凌の浮気相手で、数日前に妹のさくらに目撃された女性だったのです。
パーティー会場で、麻耶と凌、二人の不倫に気づいた柊子は激怒し、会場を去ります。
柊子は須藤玲司に助けを求め、玲司の部屋でしばらく暮らすことになります。そして、柊子は玲司と不倫をしてしまうのです。
玲司の目の前に、大好きだった昔の彼女が現れ、人妻・柊子とサロンオーナー玲司の仲はその後、2転3転します。そして最後は意外な方向に進みます。姉の邪魔をしようとしていた妹さくらは、他に気になる男性が現れます。
【感想】恋の香り 桜沢エリカ
主人公・前田柊子は好きになってしまったサロンオーナー・須藤玲司との会話の中で、「広尾は近所」と言っているので、麻布あたりに住んでいるのでしょうか?
都内の麻布に一軒家ですから相当なお金持ちなのは間違いありません。ちょっとしたお出かけでも、おしゃれして行くようですからかなりのセレブでしょうね。
そんな柊子が旦那に不倫の匂いを感じつつも、夫の不倫をあえて詮索することなく自分も好きなことを見つけようとする。
そうして見つけた好きなことが「女性として生きること」だったのです。いつも誰かと愛し合っていたい、そう思ってわけですよね。
この生き方に異を唱える方も多いでしょうね。かくいうこの文章を書いている私もそうです。けッと思っています。
だって、都内の一等地に住み、夫は高収入で、子供がいて、義両親とも同居もしていない。歩いて行ける範囲に実家がある。一般の人にとって、夢見る生活がこの漫画の主人公・前田柊子にとっては当たり前の日常なのです。
何か不服なのか?きっと、旦那の凌が浮気をしていなくても、柊子は玲司と不倫して、快楽に身を委ねたと思います。柊子は生まれながらにして、そういう恋愛体質の女性なんだと思います。
自分の子供を犠牲にしても、悔いなく恋愛に走り女性として生きるか?
それとも自分の気持ちを押し殺して、貞淑な妻として生き続けるか?
その答えは夫婦の数だけあるような気がします。その答えの一例を、この漫画「恋の香り 桜沢エリカ」の中で主人公の前田柊子が読者に示してくれています。
お互い好き合って不倫をした柊子と玲司ですが、最後の身の置き方は、多くの人が共感できるのではないでしょうか?
私は「恋の香り」をまんが王国で読みました。無料で読める漫画がたくんあって、暇つぶしにも最適のまんがサイトです。
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