結婚式の当日に夫が浮気！
相手は幼馴染だった！
「はじまらない結婚」の作者・木村イマ先生はこの他に「閏うこの月」「スクリーンの外側で」「紙きれの中の幸せ」などの人気作品があります。
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【登場人物】はじまらない結婚
登場人物の紹介文の中にネタバレあります
日向陽（ひなたよう）-主人公
既婚。坂戸木の妻。坂戸木の子供を妊娠しいてる。収納アドバイザー。
坂戸木との結婚式当日に、坂戸木の浮気が発覚し、結婚式は中断された。
坂戸木（さかどもく）-主人公の夫
既婚。結婚式の当日に式場内で、結婚相手の幼馴染と浮気をした。
朴木星（ほうのきあかり）
坂戸木の浮気相手。日向陽とはの中学の同級生。
容姿的に恵まれており、大学の時はミスコンに選ばれたことがある。
中学生のころは、男子に媚びっていると陰口を叩かれていたが、後に媚びっていたのは本当のことと語っている。
日向陽への恨み
朴木星は中学生のころ、その恵まれた容姿に嫉妬され、女子生徒からイジメの対象になっていた。
しかし、コミューケーション能力に優れている日向陽の方が男子から人気があった。
朴木星は可愛い私が男子人気の1位になれない原因は、日向陽が存在するからだ！と思い、ずっと逆恨みしていた。
また、中学3年の時に大好きだった同級生の長谷部とセックスをした後に「実は日向陽が好きなんだ」と言われたことがある。この長谷部の発言が、朴木星の日向陽への悪意を決定的なものとした。
住谷-主人公のクライアント
片付けられない性格で、家が散らかり放題。収納アドバイザーの日向陽に、部屋の片付けを依頼して出会った。
日向陽に結婚して欲しいと告白した。
はじまらない結婚のあらすじ
この作品は12話で完結しています。
あらすじは1話200字を目安に、簡潔にまとめています。
1話-結婚式場での浮気
日向陽は今日が結婚式だ。相手は坂戸木。授かり婚で、日向陽は妊娠している。
すでにドレスに着替え、新婦控え室で待機している。あと、数時間で式が始まる。
と、そこに住谷くんが「夫さんが浮気していますよ」と呼びに来た。
新郎控室に行くと、坂戸木が慌ててズボンを履いている。エッチが終わった直後だ。
相手は日向陽の幼馴染の朴木星。こちらはまだ半裸だ。
その日の結婚式は中断された。
2話-話し合い
日向陽と坂戸木はこれからについて話し合った。
坂戸木は結婚式当日に、しかも式場内で浮気したことを謝り続ける。
日向陽は「本当にムリ」と叫ぶ。
そして、とりすがってきた坂戸木に本気の蹴り。
でも、本心はで別れたくないと思っている。
日向陽にとって坂戸木は特別な存在なのだ。
3話-とりあえずの同居
日向陽はとりあえず坂戸木と暮らしている。
結婚式こそ中断されたが、婚姻届は提出済みだったので、ふたりはすでに夫婦になっている。
新婚夫婦だが会話はまったくない。
坂戸木はどう後始末をつける気？
日向陽はそればかり考えている。
4話-住谷くんの告白
住谷くんが日向陽を訪ねてきた。
日向陽は収納アドバイザーをしており、住谷くんには収納をアドバイスしたことがる。
結婚式にも呼んだ。
住谷くんは僕と結婚して下さいと、日向陽に告白をするのだった。
5話-本当の愛って？
日向陽は本物の愛って、きっと母親の愛情なんだろな、と思う。
よし、私も本当の愛で、坂戸木の浮気を許そう、と一瞬は思う。
そう言えば、朴木星が突然連絡をくれた時は違和感しかなかった。
日向陽が収納アドバイザーとして本名で開設していたSNSに連絡をくれたのだ。
彼氏に会ってみたいというので、紹介すると彼氏をあからさまに誘惑しようとするので驚いた。
その後、坂戸木は朴木星と隠れて会っていたのだろうか？
6話-結婚は難しい
日向陽は、朴木星に話し合おうと電話をした。
朴木星には直接会いたい、と言われた。
来週、坂戸木も交えて3人で話し合うことに決めた。
夕食の時に、日向陽は坂戸木に「夫婦って難しいね」と言う。
結婚式の日から、初めて二人で笑顔になれた瞬間だった。
と、そこでチャイムが鳴った。のぞき窓から訪問者を確認すると、来週会おうと言っていた朴木星が立っていた。
それはまるでホラー映画のようだった。
7話-朴木星の言い分
来週と約束したはずの話し合いは、朴木星の急襲によって明日になった。
朴木星が坂戸木と寝た理由は、日向陽が嫌いだから。
私は可愛いのに、1番になれない。それは、日向陽がいるから。
私は可愛いのに、好きだった男の子にも振り向いてもらえなかった。それは日向陽がいたから。
私が比べられるのは、日向陽がいるから。だから、日向陽悪い。
8話-朴木星の呪い
日向陽は朴木星と話し合いをしても無駄だと思った。
坂戸木を連れて帰ろうとした時、朴木星は強引に坂戸木にキスをしてきた。
日向陽は「もう私に関わらないで」と言うと、朴木星は「もう呪いはかけたから」と言って去っていく。
その日の夜、坂戸木は日向陽に「俺とキスできる？今じゃなくて、これから先」と聞いた。
日向陽は答えない。心の中では「キスは無理かな」と思っている。
9話-住谷くんの本気
日向陽は明日の妊婦健診のパパママ教室どうしようかと考えている。
坂戸木は大喧嘩の末、出ていった。
日向陽は自分を好きと言ってくれた住谷くんに代理を頼んだ。
パパママ教室はなんとか終わり、二人は一緒に帰る。
住谷くんは過去に何度か日向陽に愛を告白しているが、そのたびに日向陽が断っている。
住谷くんは再び日向陽に気持ちをぶつけてみた。
オレ何でもしますから、オレと産みましょう！
10話-迫る時間
日向陽は住谷くんの想いを受け止めきれない。
断ってしまった。
今は、お腹の子供のことしか考えられない。
でも、断ったしまったことを後悔する気持ちもある。
それなのに住谷くんは「なにかあったら頼って下さい」と言ってくれる。
日向陽は決断する時間は迫っていると思った。
11話-浮気を許すには？
日向陽の決断が定まらぬまま、日は過ぎた。
お腹はだいぶ目立つ。今は一人暮らしをしている。
坂戸木とは離婚届を提出していないから、今も夫婦だ。
日向陽は坂戸木を許すには、どうすればいいかずっと考えている。
でも、答えはでない。
そんなある日、収納アドバイザーとしての日向陽に仕事の依頼が来た。
俺のすべてを捨てて欲しい、と依頼主は言っている。
依頼主は坂戸木だった。
12話-日向陽の決断
あなたの全てを捨てて、私が幸せになれると思うの？
そんな苦痛を選ばせるの？
と、日向陽は坂戸木に問う。
どうにかして二人で暮らしたいから
坂戸木はそう答えるのが精一杯だ。
私に苦痛を選ばせるなら、私はあなたと一緒に過ごせない。
日向陽は離婚届を坂戸木に突きつけた。
坂戸木は何度も謝った。
結末-出産、その後
日向陽の赤ちゃんを住谷くんが抱いている。
と、そこに坂戸木の運転した車が停まる。
日向陽は乗り込んだ。
二人を見送る住谷くん。
機嫌よく会話する日向陽と坂戸木の二人。
私は私で過ごそう。
日向陽はそう決めた。
【ひと言感想】はじまらない結婚
結婚式の当日に浮気されたら、もうやり直せない気がする。
された方は辛いだろうなと、思う。
朴木星も闇を抱えすぎだと思う。
大学でミスコン取るくらいの容姿なら、この先の人生楽しいこときっとあると思う。
昔のこと忘れて、楽しいことだけ考えて生きた方がよくない？と思う。
ただ、朴木星には日向陽に真摯に謝ってほしい。
何時間かけても日向陽と朴木星で話し合って、誤解とか解いて、納得して、心の底から謝ってあげて欲しい。
そうしないと、日向陽が次に進めないのかな？と思う。
願わくは、日向陽と子供との生活は邪魔しないであげて欲しい。
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