愛されない私を救ってください スピリチュアル女子 ネタバレと登場人物まとめ

愛されない私を救ってください～スピリチュアル女子の末路～（ポレポレ美先生）の登場人物をまとめました。

この記事は、登場人物の情報をまとめただけですので、あらすじはまとめていません。

人物情報はかなり詳細にまとめたので、ネタバレが含まれます。知りたくない方はご注意下さい。

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【登場人物まとめ】愛されない私を救ってください～スピリチュアル女子の末路～

坂本恵-主人公

坂本恵（さかもと・めぐみ、1982年12月14日生）独身。37歳。富山県出身。ネイリストで自分のサロン「ネイルサロン me」を吉祥寺で経営している。妻子ある男性と不倫している。

生い立ち

生まれた日は、大雪の日だった。

家族は両親と祖母、兄の5人。父親は早くに亡くなっている。

優秀な兄は優しく育てられたが、兄に比べて優秀でない恵は半ば虐待されて育った。優秀でない、と言っても恵はテストで80点以上を取ることが多かった。

母から寝たきり祖母の世話を押し付けられた。その祖母からも、ダラ孫と罵られた。食事介護中にも、祖母の気にくわないことがあると、汁物を顔にぶん投げられるなどの暴力を受ける。

高校時代

高校時代はパパ活をして、不特定多数の男性と性行為に及んでいた。

パパ活の目的はお金や性的好奇心ではなく、男性とホテルで過ごすことで、自分の寂しさを埋めるため。どんな相手からでも必要とされるのが嬉しかったから。

また、虐待されている家に帰るのを少しでも遅くしたかった、という理由もある。

大学時代

大学卒業時に大手不動産会社に内定をもらっていたが、内定を蹴ってネイリストへの道を志す。ネイリスト技能検定の1級を所持している。

流産の経験

婚約していた彼氏に浮気され、結婚を目前にして別れた経験がある。その時にすでに彼氏の子供を妊娠しており、彼氏と別れても子供は産んで育てようと決めていた。

しかし流産してしまう。医師からは稽留流産と告げられ、お母さん（=恵のこと）に責任はありませんと言われている。

兄との関係

虐待されている家庭でも、常に自分を守ってくれる兄は大好きだった。

兄はカッコよくて、頭もよくてスポーツ万能で人気者で、妹の恵は兄が自慢だった。

妻子ある男性と不倫

既婚者のWebデザイナーと不倫をしている。

自身が経営する店のHPの制作を依頼した時に知り合った。

母親との確執

恵は常に自分を虐待してきた母親に対し、あなたを親と思ったことはない、と絶縁を宣言をする。

しかし絶縁を宣言をした数日後に、兄の祐介から母は癌で余命数ヶ月と知らされ、涙を流す。

コンプレックスとネイルサロン

恵は自分の爪を噛むのが癖だった。そのために、爪の表面は常にギザギザとしており、それがコンプレックスだった。

それは高校になっても変わらず、恵は爪をレシートの裏で磨くときれいになるという知識を得て、学校でよく爪磨きをしていた。

それを同級生の並木菜穂子に知られ、並木の爪を磨いてあげると「マニュキュア塗ったみたいにピカピカ、すごい！」と褒められた。そのとき恵は生涯で初めて人に認めてもらった気がしたと言う。

もっとたくさんの人の爪をきれいにして、たくさんの人に喜んでもらいたい、これがネイリストを目指すきっかけとなる。

後に、褒めてくれた並木菜穂子が渡米し、メイクアップアーティストとして活躍していることも、恵には大きな刺激となった。

エピソード

ふんわり先生のお茶会で、自分の不倫を告白したら、サンドちゃんにヤリマンなだけ、と一蹴されてしまったことがある。

大事にしているものは「恋愛」「仕事」「お兄ちゃん」の3つ。

個性のない自分をずっと格好悪いと思っていた。

ふんわり先生からもらったあだ名は「涙ちゃん」。初めて会った時に、自分のことを話しているうちに、たくさん泣いたから。

男性から誘われると、断れない体質で、落ち込んでいる時に声を掛けてきた男性とホテルに行ったことがある。

坂本祐介-主人公の兄

坂本祐介（さかもと・ゆうすけ）40歳。既婚者。大手製薬メーカーの研究員。富山県出身。現在は横浜在住。一戸建てに住む。高学歴。英語が堪能。喫煙者。

略歴

子供のころから優秀で、テストは常に100点だった。親には大事に育てられた。

母親に虐待されている妹の恵を慰めるために、近所の荒谷商店（駄菓子屋）でアイスを買ってあげたり、ガチャガチャで遊んであげた。

家族

専業主婦の妻と娘と3人ぐらし。妻の名前は希。娘の名前は真里亜。

性癖

妹に対しては、妹想いの兄を演じているが、実は妹を常に性の対象と見ていただけ。妹のことが心配なのは本当。

妹を想いながら、40歳の今も自慰行為に耽ることがる。女装癖もあり、女装しながらの自慰行為も好き。

人の秘密を探り、他人の私生活を想像することで興奮して、自慰行為にふける。その為なら、対象者のゴミ漁りも辞さない。

自分のスマホには、自分の女装写真を自撮りしたフォルダもある。

母からの手紙

祐介の母は、娘の恵を虐待していたことを悔いており、謝罪の手紙を恵に渡して欲しいと何通も祐介に託している。しかし、祐介はこれを妹の恵に渡すことなく、すべて握りつぶしている。

手紙を渡さない理由は、母親と妹の仲違いが続く方が見ていて興奮するから。

エピソード

女装した時は坂本祐子と名乗っている。

女装の趣味を満喫するために、月額7,000円のレンタル物置を借りている。

学業優秀、スポーツ万能で、高校時代はバレンタインデーに大量のチョコをもらって帰ってきた。

頭の回転も早く、非常事態でも的確な判断ができる。

ふんわり先生こと、羽鳥桐子

愛知県出身。スピリチュアル界では有名な先生。郊外の一軒家でセミナーを主宰している。不思議な雰囲気をまとった女性。リコーダーと油絵が趣味。家の電話機がレトロなダイヤル式電話機 （黒電話）。

家族

教師の母親=羽鳥章子と二人暮らしだった。母親は宗教の入信をめぐるトラブルで殺害され、井戸の中から変死体で見つかった。羽鳥章子は殺される前に、娘のふんわり先生に、私はいなくなる、といったメッセージを残している。

母親の教え子に雑誌記者の村井幸がいる。

著作

「幸せな時間へ」「混沌と笑い」「笑顔の進化論」「ポジティブに」「大陸と猫と穴と」などがある。

坂本恵との関係

ふんわり先生は坂本恵とある目的を果たすために接触した。まりんちゃんこと吉田叶の紹介でセミナーに来たことになっているが、本当はまりんちゃんに命令して連れてきたもらった。

また、ふんわり先生は坂本恵と初めて会った時に、妻子ある男性と不倫していることを見抜いたが、これはスピリチュアルな力でも何でもない。単に恵の私生活を調査していたから知ったに過ぎない。

ふんわり先生はまりんちゃんこと、吉田叶を手駒としか思っていない。

名前の由来

ふんわり先生の名前は、敬愛する母親から由来している。

母親の雰囲気が、ふんわりしていることから、周囲からふんわりさんと呼ばれていた。また、母親は教師をしていたため、ふんわり先生と呼ぶ人もいた。

ふんわり先生が起こした事件

集団ヒステリー事件

スピリチュアル界である程度人気が出た頃、千葉県にある廃校になった校舎で、女性限定セミナーを開催したら、集団ヒステリーが発生した事件。社会生活を捨て、セミナーに傾倒していた女性も含まれており、新聞には「廃校で行方不明の女性が見つかる」と報道され、大きな事件になってしまった。

集団が強い不安や恐怖などのストレスに晒されることによって、集団の成員全体にパニックや妄想などが広まることを意味する語。

人気アイドル失踪事件

人気アイドルの「ぶらっくばす」が姿を消した事件。週刊誌などで「恋の逃避行」などど騒がれている。

実はぶらっくばすは、ふんわり先生に傾倒しており、坂本恵と同様にとっておきの場所に入学していた。しかし、ふんわり先生の本当の目的に気づき脱走している。

吉田叶（かなえ）

坂本恵が経営するネイルサロンの常連で、ふんわり先生を坂本恵に紹介する。

ふんわり先生からもらったあだ名は「まりん」。

高校を卒業して、すぐ介護の仕事に就くも、ふんわり先生と知り合って退職している。

坂本恵に近づき、恵をセミナーに誘ったのは、ふんわり先生からの宿題（=指令のこと）だった。

また同じく宿題で、坂本恵の不倫相手だった下川誠に近づき肉体関係を持つ。坂本恵の兄の坂本祐介にも、宿題のために性行為を目的で近づくが、これは失敗に終わる。

吉田叶が宿題を達成したときに、ふんわり先生からもらった「私が大事にしている指輪」は、恵が兄の祐介とガチャガチャで当てたおもちゃの指輪だった。

下川誠-主人公の不倫相手

既婚者。奥さんと娘の3人暮らし。奥さんの名前は愛子。娘の名前は愛理。Webデザイナー。恐妻家で嫁が大嫌い。

嫁からはマコはんと呼ばれている。ゴミ出しは誠の担当。

坂本恵が経営するネイルサロンのHP製作を依頼されたのがきっかけで知り合い、不倫関係に陥る。

恵のことは好きな時に抱ける、都合のいい女としか思っていない。欲情した時など、30分以内に来て、などと突然呼び付けたりする。

ロングヘアーの女性が好み。ガールズバー「バッチ・恋」のもえみちゃんにハマっている。

村井幸

村井幸（ゆき）。36歳。愛知県出身。古巣出版社で働く雑誌記者。編集長は市橋陸の父親。教師だったふんわり先生の母親（=羽鳥章子）の教え子だった。

突然失踪したアイドル・ぶっらくばすちゃんについて調べている。

ぶっらくばすちゃん失踪の件を調べていると、昔の恩師・羽鳥章子が殺害された事件と類似点が多いことに気づき、真相を解明しようとする。

村井幸が記者を目指したのは、羽鳥章子に社会見学のレポートを褒められたから。

市橋陸

男子高校生。有名進学校のサンタ学園高校に通う。父親は雑誌編集者でそこそこの有名人。

坂本祐介の隣家に住む。反抗期で親を怒鳴ることがある。

万引きした戦利品を、ファストフード店で仲間と山分けしているところを祐介に見つかり、脅迫される。

市橋陸の母親が、ふんわり先生に洗脳されかかっていた形跡がある。

市橋敦宏

既婚者。雑誌編集長。市橋陸の父親。村井幸の上司。坂本祐介の隣人。

メディアに登場することがあり、顔はそこそこ売れている。坂本祐介は市橋敦宏の顔を見て、見たことがある人、と思った。

並木菜穂子

坂本恵の同級生。アメリカでメイクアップアーティストとして活躍している。

恵の人生に影響を与えた一人。恵がネイリストを目指したのも、並木の影響が大きい。

シュガーさん

本名はさとうさん。ふんわり先生の手下。ふんわり先生が運営する「とっておきの場所」の担当教員であり、生活指導。インターネット上で噂を流す情報戦略の任も担っている。

坂本恵の身辺調査をするため、坂本恵が利用するコンビニで店員として働いていた。

車はオートマ車しか運転できない。ピアノが弾ける。両利き（=左右両方の手が利き手のこと）。

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